3月18日~25日に石巻の実家に帰って以来、
やっとこさ、GWの休暇をつかって石巻に帰って様子をみてくることができました。
東京にいると、電話で両親と話しはするのもも、
何がどこまで進んでて、何が必要で何に困ってるかよくわからんのです。
自分の実家のことすら、よーわからなくなっちゃうんだから
国会議員の先生方や官僚の皆様がどこまで被災地のことを理解しているのか
甚だ疑問です。
まぁ~なんにしてもと、約1ヶ月とちょっとぶりに帰ってきたわけですよ。
1ヶ月も経ったんだから、いくらかは片付いたかなぁ~と思いましたが
町の中はまだまだガレキでいっぱいですね。。。
それでもうちの周りは大分片付いてきて
こんな感じで玄関まわりも大分かたづきました。
近所を見て回るとまだまだ片付いてないとこがほとんどのなか、
うちの街区だけやたら早く片付いてたんだけど
その秘密はこれ・・・・
不幸中の幸いとでも言うのか、
うちのまわりに肥料用?の未使用トンパックが津波でいっぱい流されてきて
これに家から出たゴミやら流れ着いたガレキ、ヘドロを入れて片付けたわけです。
はじめは家とお向かいのお宅だけこのトンパック方式で片付けてたら
近所のまわりのお宅も『これに入れてどーするの?』って話になり
とりあえずトンパックに入れてあとでユニックで搬出しようかと考えていると
伝えると・・・じゃー、うちもそうしよう。
と、どんどんトンパック方式のうちが増え、10世帯ちょいでユニックの運賃とオペ代を
割りカンにすることで話がまとまり、出しに出しまくり、結局120袋以上を
運び出しました。
津波の被害はでかかったけど、流されてきたものに助けられるとは・・・・。
うちから1km弱東にいくと、港にあった農協のの倉庫から
お米が流れ出しちゃったらしく、それがヘドロの水分で発酵して
ものすごい臭いをだしているところもあるので、まだよかったです。
あとは、やっぱりこの方々!!!
ボランティアの方々最高です。
必要に応じた適正な配置ができていないと参加していた方は
言っていましたが、それでも朝から晩までヘドロとゴミと臭いと格闘して
一生懸命片付けを手伝ってくれている方々には心を打たれました。
今回は車で1人で行ったもんだから、帰りに東京まで帰る人がいたら
乗せてあげようと、こっちに戻ってくる日のお昼すぎにボランティアセンターに行って
話をしたらところ、
今日帰る人たちは午前中には出発してしまったので駅周辺にいけば、
バスを待ってる人たちがいると思います。って話なので
あわてて石巻駅に向かうと、バスまってるがいっぱいいました。
声をかけると、東京に帰る人はいるけどもうチケットを買ってしまった人ばかり・・・
しゃーないので、仙台まで乗せて行ってあげることに変更し、仙台まで向かう二人を
乗せて行ってあげました~。
仮に他の地域で震災があった場合、俺はボランティアに参加するかどうかわからなかったけど
今回のことを経験して、いつか返してあげたいって思うようになりました!!!
前回帰ったときは、うちのまわりも車で入れないような状況だったけど
今回は道路は走れるようになってので、まわりをグルグルしてみました。
ほんとに家から100mも海側にいくとこんな状態。
うちは流されずに済んだけど、ギリギリラインだったようです。
家がいっぱいあったのに海のサイロ工場が見えるようになってしまいました・・・。
これらが片付くのはまだ大分先になりそうです。。。
あ、そうそううちの親父とお袋は家に戻って2階で友達夫婦と一緒に住んでます。
冷蔵庫もきたし、新しい洗濯機も来たし、テレビも新品で新婚生活のような
暮らしぶりです。
仕事も忙しくて、やたら元気なんで安心してください。
だって、片付け手伝いに帰ったはずなのに、
『お前、震災応急工事の見積りつくれ!!!』って
20件分ほどの見積りを作らせられました。。。
うちは、笑うしかない、前を向くしかない!!って感じで頑張っています!!